【レポート】ポケカ国会図書館オフ[20170612-20170613]  

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ポケモンカードについてもっと詳しくなるため、国立国会図書館へ行ってきました。
成果物は資料の山。
なんだこれは。
説明します。

●国立国会図書館とは
http://www.ndl.go.jp/
ざっくり言うと、あらゆる本が置いてある図書館です。
●登場人物
共にポケカ歴20年の老人会タッグ。
その昔個人サイト「チームココア」のメンバー・ゲストとして活動していた。

・うきにん
1997年の第2回公式トーナメント「シオンカップ」で公式戦デビュー。
かつては戦略考察サイト「ポケカのふかみ」管理人として知られ、考察記事の分野で最前線を開拓した。
現在はブログ「あまごい」を運営しつつ、英語圏向け情報サイト「SixPrizes」で執筆や翻訳等活動中。
独身。

・なにものか
2000年のバトルロード★スプリング2000広島会場で公式戦デビュー。
デッキレシピ専門サイト「チームココア」副管理人を務めて以来、日本一大量のデッキを公開する人物として知られた。
現在はブログ「ニモノート」やイベント「ポケファンオフ」で、ポケカの文化と歴史に関わる発表で活動中。
独身。

●あらすじ
かつてはインターネットを通じた知人同士であった2名だが、仲間たちが軒並み姿を消した後、約10年の時を経て関東でようやく対面を果たす。
「バトルしようぜん!(死語)」「かかってコイソ!(死語)」等、ポケカ死語を交えた昔話で盛り上がりすぎて明後日の方向に話が発展。

うきにん「国会図書館行きましょう!」
なにものか「いいすね!」

チャンピオンズリーグFinalとみらチャン杯の先着受付のどちらにも漏れてしまったことをきっかけに、決行日時が確定。
GO!

●活動報告
・目的
ポケカ発売以降の関連出版物を閲覧して見聞を深め、さらなる研究のための資料として複写を入手する。

・事前準備
まずは登録。
僕自身は国立国会図書館の利用経験がなかったため、うきにんさんより軽くレクチャー。
国会図書館の利用には登録が必要ということだったので、各々で予め登録して利用許可証を取得しました。

続いて、閲覧したい書籍のリストアップ。
ポケカ関連の専門書、ポケカに言及している書籍、ポケカの記事を掲載している雑誌等、ある程度方針を決めます。
国立国会図書館の蔵書検索システム「NDL-OPAC-」で「ポケットモンスターカードゲーム」「ポケモンカード」を検索。
ポケカ関連の書籍はタイトルに商品名が含まれているため、これでほとんどを見つけることができます。
そこから後は個人の知識頼み。
読書家のうきにんさんがポケカに言及している書籍をいくつか知っていたので、それを検索。
ネット依存の僕もRPGマガジンにポケカの記事が連載されていたのを知っていたので、それも検索。
大雑把にリスト化したものをGoogleDocsで共有することにしました。

国会図書館では、蔵書のほとんどが書庫に保管されていて、閲覧には制限がかかっています。
館内の端末で閲覧を申請してから受け取りまでは30分ほどかかること、一度に閲覧を申請できるのが書籍3冊と雑誌10冊(バインダーで複数号まとめられている場合は1冊にカウント)に限られていることなどから、全てを閲覧する時間はないと思われたため、対象を絞ることにしました。
というわけで、僕が私物として所有している書籍と、固有の情報源としての価値が薄い「ビジュアルブック」系の書籍を除外し、発行年度の古い順に閲覧する方針としました。

また、ポケカを初めて取り上げた書籍であるコロコロコミックは是非閲覧したいところでしたが、国立国会図書館からは蔵書を発見できませんでした。
しかしうきにんさんが明治大学現代マンガ図書館に蔵書があるのを発見。
こちらも別途候補に追加となりました。
※実際は蔵書があるようです(6/25追記 情報提供:えらーさん)。

国立国会図書館、国際子ども図書館、明治大学マンガ図書館の3か所を2日かけて訪問するツアーができあがりました。
完全に物好きのアクティビティ。

尚、ポケモン関連の書籍はこちらのサイトでリストアップされています。
後学の方(いるのかよ)はご参考にどうぞ。
http://park3.wakwak.com/~pokepale/books/date/31.htm

・Day1
この日は丸1日国立国会図書館本館へ入り浸りです。
国立国会図書館の開館に合わせ、9時30分に最寄りの永田町駅に集合(遅刻)。
館内の端末を横並びで2人分確保し、小声で報告しながら分担で1回目の閲覧を申請。
書籍到着までの間に小休憩を挟み、複写を収納するためのファイルと整理するための付箋を購入。
待つこと30分弱、閲覧希望の書籍が受渡窓口に到着。
閲覧室に移動して流し読みしつつ、複写希望箇所を書き出して栞を挟み、複写受付窓口へ提出。
更に待つこと30分弱、複写が到着。
複写料金を支払い、閲覧していた書籍を返却して完了。
昼食兼意見交換を挟んで同じサイクルを2回繰り返しました。
終わったのが18時。
結果的に2名の少人数で動いて正解でした。

退館して渋谷に繰り出し、焼き鳥屋へ入店。
入手した資料を確認し、意見交換や翌日の予定を確認してこの日は解散となりました。
レバ刺しうまかったなー。

・Day2
この日のミッションは国立国会図書館の別館である国際子ども図書館と、明治大学現代マンガ図書館の訪問です。

まず国際子ども図書館最寄りの上野駅に10時集合(また遅刻)。
国会図書館本館とは施設としては別ですが、利用制度は殆ど全く同じ。
前日と全く同じ手順で、昼食を挟んで申請から返却までを消化しました。

続いて早稲田まで移動し、明治大学現代マンガ図書館を訪問。
あやしげなビルに入館料を払って入館。
館内のファイルから閲したい書籍を調べ、閲覧料と共に申し込み書を提出
待つこと10分程度で閲覧申し込みを出していたコロコロコミック数冊が到着。
こちらでも同様に流し読みしつつ、栞を挟んで複写を申請。
ここでも同様に複写希望を出し、複写を整理。
閲覧料が1人1冊100円かかるので、10冊程度に留めましたが、いつか再訪して確認範囲を広げたいところ。

予定していたミッションをすべて完了したため、退館して打ち上げへ。
カレー屋と焼き鳥屋をハシゴしつつ、死ぬほど昔話をして解散しました。

●まとめ
2日通して1回もポケカに触らない異色の企画となりましたが、うきにんさんのお誘いのお陰で大変貴重な体験ができました。
昔の子供たちのデッキレシピ、今でも活躍する古参プレイヤー達の名前、自分も行ったことのあるイベントの写真、今は閉店したカードショップの地図等々。
場所が図書館なので極力静かにしていましたが、実際テンション上がりっぱなし。

ポケカの歴史はまだ20年程しかないため、書籍の数もさほど多くはないのですが、調べていくうちに次々と新たな発見がありました。
例えば、単に書籍と発行年度を列挙するだけでも、ポケカを取り巻く環境の変化が見て取れます。
商品として全く期待されていなかったポケカの情報をコロコロコミックが取り上げたのが1996年の7月。
1996年10月のポケカ発売日以降公式の書籍がいくつか出版され、翌1997年にはブームに乗ってハウツー系の書籍の出版が相次いだのでした。
その後ブームが徐々に沈静化し、2002年のeシリーズを最後に書籍化の波はぱったりと途絶えます。
ポケカは自体は存続して徐々に力を取り戻し、2006年のDPシリーズで公式の書籍が復活。
ポケモン文化の浸透を背景に児童向けの書籍も出版されるようになり、2016年の20周年を目途に大人向けの大判の書籍が現れるようになりました。
とかね!

その他、書籍の閲覧やそれに伴う様々な調査で、ポケカ全体の様々な要素について沢山の知識を得ました。
これらについては別途発表の機会を設けたいと目論んでいます。
目途は9月第1週かな。

バトルやコレクション以外にも、ポケカの楽しみ方っていっぱいあるんだぜ!
さあ、君もポケカの歴史と文化を追究してみないか!
我々クソ老害は待っている!
早く!
急いで!
おじいちゃんになっちゃう!
よろしく!
じゃ!
[ 2017/06/23 04:48 ] レポート | trackback(0) | comment(4)

素直に感動です!
ポケモンカードも発売から20年越えたけど、ここまで詳細な歴史研究はなされていないと思うので、これは一つの日本文化研究としての価値が十分にあるんじゃないでしょうか!
テンション上がるのも納得です。ポケモンカード続けてて良かったんだよな!
[ 2017/06/24 07:30 ] [ 編集 ]

失礼します。
>また、ポケカを初めて取り上げた書籍であるコロコロコミックは是非閲覧したいところでしたが、漫画雑誌のため国会図書館には蔵書がありません。
漫画雑誌だろうと普通に蔵書ありませんでしたか?少なくともボンボンはありましたよ。
http://id.ndl.go.jp/bib/000000032366
[ 2017/06/24 08:34 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> 素直に感動です!
> ポケモンカードも発売から20年越えたけど、ここまで詳細な歴史研究はなされていないと思うので、これは一つの日本文化研究としての価値が十分にあるんじゃないでしょうか!
> テンション上がるのも納得です。ポケモンカード続けてて良かったんだよな!
アカデミックにちゃんとやってるわけじゃないんですが、一つの楽しみ方だと思います。
目の黒いうちはやるぜー。
[ 2017/06/25 13:08 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> 失礼します。
> >また、ポケカを初めて取り上げた書籍であるコロコロコミックは是非閲覧したいところでしたが、漫画雑誌のため国会図書館には蔵書がありません。
> 漫画雑誌だろうと普通に蔵書ありませんでしたか?少なくともボンボンはありましたよ。
> http://id.ndl.go.jp/bib/000000032366
ありがとうございます。
僕の認識違いだったので早速訂正させていただきました。
なぜか単行本が散発的に引っ掛かるだけだったもので漫画雑誌はないものかと思い込んでしまいまして。
普通に蔵書発見できました。
無駄足だった。。
[ 2017/06/25 13:13 ] [ 編集 ]

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